紅天女

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第1章

ガラスの仮面SS【梅静013】 第1章 もとめあう魂 (11) 1983年秋

亜弓はひるむことなく、満面の笑みを浮かべ、 「あら、どうしましょう?拝見いたしますわ。」 と言い、真澄が差し出した2枚の紙を受けとった。 「これがオーシャン・シアターの観客席?速水社長はどこで悩まれているのかしら?珍し...
第1章

ガラスの仮面SS【梅静012】 第1章 もとめあう魂 (10) 1983年秋

山岸理事長が、改めて、小野寺と黒沼に伝えたことはこれらのことだった。 シアターXはもう使えないこと。舞台稽古でも、試演でもシアターXは使わないことは確実に決定していること。代替の場所、時期などは1週間以内に決定するので、今日から1...
第1章

ガラスの仮面SS【梅静011】 第1章 もとめあう魂 (9) 1983年秋

速水親子。血のつながりはないけれどそっくり。自分のしたいことが素直に表現できないところ。遠まわしに、自分が良いと思うことを勝手にやって、相手の気持ちを考えない。大丈夫かしら?若社長は。やっと魂のかたわれを見つけたのではないの?ちゃんと伝...
第1章

ガラスの仮面SS【梅静010】 第1章 もとめあう魂 (8) 1983年秋

「わかりました。色々とお心配りありがとう。山岸理事長からもお電話いただきましたし、今、こうやって速水さんとも直接お話しさせていただいたので、わざわざこちらまでおいでいただかなくても結構よ。ありがたくしばらくゆっくりさせてもらいますわ…。...
第1章

ガラスの仮面SS【梅静008】 第1章 もとめあう魂 (6) 1983年秋

平良の洗いざらいの告白を聞いて外の風にあたりたくなった真澄は、あえて地下鉄で大都芸能に戻ることにした。街には日常があふれている。こういう風も悪くないと真澄は感じた。聖は平良と一緒にそのまま「佐々木」として平良の家に一緒に行き、まだ入籍...
第1章

ガラスの仮面SS【梅静007】 第1章 もとめあう魂 (5) 1983年秋

「1か月か…。月影さんもがっかりしているだろうな。それにしてもボヤというのが本当の意味できな臭い。どうなんだ?まさかと思いたかったけれど、やっぱり…?」 と真澄が振り返ると水城は手にしたレポートを差し出している。 「残念な...
第1章

ガラスの仮面SS【梅静006】 第1章 もとめあう魂 (4) 1983年秋

「うん、やっと戦える土台が固まったな。北島。」 ちょっとだけ口角をあげてマヤは黒沼の呼びかけに答えた。黒沼は方向を変えて、 「一真、迷っていて愛せる相手じゃないぞ。阿古夜は。わかってるだろ?」 桜小路は下を向く。口が...
第1章

ガラスの仮面SS【梅静005】 第1章 もとめあう魂 (3) 1983年秋

「がっかりしただろう?まさかと思っただろう?嫌じゃないか?」 真澄は所在なさそうに饒舌になる。 「いいえ…。あの、あの、紫のバラの人さん、いえ、速水さん。あの、今日、会ってくれて、あ、あ、ありがとうございます。あの...
第1章

ガラスの仮面SS【梅静004】 第1章 もとめあう魂 (2) 1983年秋

平良は小野寺のやり口に嫌気を覚えていた。もう利用されたくない。ちょっとした小遣いをもらって泥をかぶるのは勘弁だ。俺だってもうすぐ子供が生まれる。いつまでもこんなことをしていられない。それに今回もまた適当なウソをついている。シアターXくらい...
第1章

ガラスの仮面SS【梅静003】 第1章 もとめあう魂 (1) 1983年秋

おだやかな小春日和の鷹宮邸。紫織が朝食を済ませた後にオフィスにむかうために立ち上がる。見送りに出ようとすると真澄が手を出してさえぎるポーズ。 「紫織さん。今日は顔色も良さそうですね。僕もまた仕事が終わったら、連絡しますね。遅い時間で...
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