第3章

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ガラスの仮面SS【梅静058】 第3章 確かな息吹 (15) 1984年春 第3章終

マヤはドラマを受けることになり、まずはそのままパスポートの準備をすることになった。 キッズスタジオにいた全員にとってあわただしい一日となった。 黒沼は翌日、黒沼組メンバーへの説明をすることにした。真澄がリストアップしているオフ...
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ガラスの仮面SS【梅静057】 第3章 確かな息吹 (14) 1984年春

「確認?」 「ええ。ここまでずっと一緒にやってきた黒沼さんと桜小路さんが、亜弓さんと組むの。それ平気かしら?ずっとあなたが阿古夜だったところに亜弓さんがとってかわるの。気持ち、おだやかでいられる?その確認をしたいのよ。」 マヤ...
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ガラスの仮面SS【梅静056】 第3章 確かな息吹 (13) 1984年春

会見翌日 朝 キッズスタジオ マヤと麗がスタジオに着いた時には、黒沼、桜小路、速水、水城が既に揃っていて、話し合いをしていた。 「そこまで考えてくれているとはな。」 黒沼は満足げに真澄に向かって言った。 「はい。正...
第3章

ガラスの仮面SS【梅静055】 第3章 確かな息吹 (12) 1984年春

会見翌日 朝 「やはりこちらにいらっしゃったわ。おはようございます。」 満面の笑みをたたえて、優雅な足取りで亜弓は赤目が座っているテーブルに近寄った。 皇居が見えるホテルのカフェは開店したばかり、先客は赤目だけ。亜弓を見...
第3章

ガラスの仮面SS【梅静054】 第3章 確かな息吹 (11) 1984年春

亜弓の家をあとにして… 亜弓さんの家から、久しぶりにアパートに戻ると、麗の酔いもすっかり冷めていた。 「ホテルもよかったけれど、ここもいいね。ここが我が家だね!」 とマヤがことのほか元気に言った。 すると麗はマヤと...
第3章

ガラスの仮面SS【梅静053】 第3章 確かな息吹 (10) 1984年春

亜弓の家 つづき 「ほう。興味深いことを言うね。麗さん、亜弓よりちょっと年上かな。よく考えて、観察しているね。面白いね。よし、とっておきの日本酒だそう。飲みながら話そうよ。梅乃さん、あれ、だしてくれるかい?麗さん、どっちがいい?冷?...
第3章

ガラスの仮面SS【梅静052】 第3章 確かな息吹 (9) 1984年春

会見終了後 亜弓の家へ 成城にある亜弓の家はいわゆる豪邸であった。この高級住宅地に高い塀と大きな門。門が開き、車が敷地内に滑り込んでいくとき、思わず、マヤと麗は同時に、 「お城!」 と声を合わせて言った。思わず、3人で顔...
第3章

ガラスの仮面SS【梅静051】 第3章 確かな息吹 (8) 1984年春

会見終了後 新橋のバー・スプリーム 「おう。先日、こいつを車で拾ってくれたんだってな。ありがとうよ。」 と黒沼は赤目に言った。 「ああ。偶然だったよ。それより、おい、お前、紅天女、北島さんに決まったな。おめでとう。お...
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ガラスの仮面SS【梅静050】 第3章 確かな息吹 (7) 1984年春

会見終了後 新橋のバー・スプリーム ※会員制バー・スプリームについてはこちらのお話ででてきました。 明日は午前中にスタジオに集合だから、今日はあまり遅くはなれないけれど、ちょっと一杯飲みたい気分もあり、また...
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ガラスの仮面SS【梅静049】 第3章 確かな息吹 (6) 1984年春

会見後組別ミーティング 小野寺組 つづき 退室し、少し歩いた廊下に立ち止まって、小野寺はぶつぶつ言い始めた。 「おもしろくない、おもしろくない。くそっ。あの平良のグズ野郎。みっともなく捕獲されやがって。」 ここからは一人...
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