二次

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第3章

ガラスの仮面SS【梅静044】 第3章 確かな息吹 (1) 1984年春

決定会見2日後 「かわいい。赤ちゃんってこんなに小さいんですね。あたしは一人っ子だし、親戚もいないし。生まれて初めてかもしれない。赤ちゃんを抱っこさせてもらうの。」 「この子は標準より大きく生まれたのよ。それでもこんなに小さい...
令和

ガラスの仮面SS【梅静043】速水真澄 令和元年7月

あの時の自分を思い返すと、今でも不甲斐なさでいっぱいになる。進むことも退くこともできずにいた自分。 美しく、ビジネスでも強力な後ろ盾となる鷹通の孫娘を娶りながらも、割り切ることができなかった。彼女に罪はないが、自分にとっては...
第2章

ガラスの仮面SS【梅静042】 第2章 縮まらない距離 (22) 1984年冬 第2章終

「いえ…。手術は成功していると言われました。3年、視えている確率は半々以下くらいだそうです。でも、わたくしは、もう少し早く、光を失うと感じています。根拠は、直感でしかありませんが。」 「そうなの。そうなのね。」 「ええ。先生。...
第2章

ガラスの仮面SS【梅静040】 第2章 縮まらない距離 (20) 1984年冬

「さあ。黒沼組の阿古夜が戻ってきたぞ。今日からはビシビシいくぞ。」 と黒沼が大きな声でその場にいる人々に呼びかけた。するとマヤが珍しく、自主的に手をあげて、発言を求めた。 「あ、あ、あのう。あ、あの…。」 「なんだ?北島...
第2章

ガラスの仮面SS【梅静039】 第2章 縮まらない距離 (19) 1984年冬

翌朝早く退院をして、そのまま稽古に向かうつもりだったマヤは水城の静止を受け、一日アパートでごろごろして過ごした。稽古は行きたかったけれど、確かに食欲もあまりなく、ここはあえて休んで正解だったと思った。沖縄の写真を見れば気分も落ち着くかな、...
第2章

ガラスの仮面SS【梅静038】 第2章 縮まらない距離 (18) 1984年冬

翌朝、社に向かう途中、真澄は、いろいろと思い起こしていた。 紫織との入籍をし、発表してからかれこれひと月がたったが、真澄はまだ紫織とベッドをともにしていない。正確にいうならば、鷹宮の紫織の部屋で一緒に寝るときもあるが、横で寝るだけで...
第2章

ガラスの仮面SS【梅静035】 第2章 縮まらない距離 (15) 1984年冬

「一蓮が書きたかったことを書ける人を育てたいのです。一蓮の想いはもう誰も知ることはありませんが、紅天女を学んでもらって、そこから新たな話を書ける人物を育成したい。そして、それを演じる役者も育てたい。姫川亜弓と北島マヤにも力は借りますが、そ...
第2章

ガラスの仮面SS【梅静034】 第2章 縮まらない距離 (14) 1984年冬

「本当によろしいのですね。御身体に障りませんね。」 真澄が千草に念を押した。 「痛み入りますわ。真澄さん。でも、避けては通れませんから。時間が許すならばこのまま。今日このまま。理事長もご一緒くださると。」 「わかりました...
第2章

ガラスの仮面SS【梅静033】 第2章 縮まらない距離 (13) 1984年冬

「謝るって?」 目の前に置かれたかわいらしいケーキを口に運ぼうとしたマヤの手が止まった。 「ええ。マヤさん、沖縄に行ってらしたんでしょう。わたくし、マヤさんが沖縄に行かれる前からそのことを知っていたの。お互い、あのひと月は、ど...
第2章

ガラスの仮面SS【梅静032】 第2章 縮まらない距離 (12) 1984年冬

「桜小路、お前、結構飲めるんだろ?時間早いけれど、どうだ?一杯ひっかけていかないか?明日からはまた緊張の日々になるだろうしな。」 「黒沼さん。ははは。黒沼さんほどは飲めませんけれど、僕も飲みますよ。行きましょう。」 「よし、じ...
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