桜小路優

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第3章

ガラスの仮面SS【梅静057】 第3章 確かな息吹 (14) 1984年春

「確認?」 「ええ。ここまでずっと一緒にやってきた黒沼さんと桜小路さんが、亜弓さんと組むの。それ平気かしら?ずっとあなたが阿古夜だったところに亜弓さんがとってかわるの。気持ち、おだやかでいられる?その確認をしたいのよ。」 マヤ...
第3章

ガラスの仮面SS【梅静056】 第3章 確かな息吹 (13) 1984年春

会見翌日 朝 キッズスタジオ マヤと麗がスタジオに着いた時には、黒沼、桜小路、速水、水城が既に揃っていて、話し合いをしていた。 「そこまで考えてくれているとはな。」 黒沼は満足げに真澄に向かって言った。 「はい。正...
第3章

ガラスの仮面SS【梅静053】 第3章 確かな息吹 (10) 1984年春

亜弓の家 つづき 「ほう。興味深いことを言うね。麗さん、亜弓よりちょっと年上かな。よく考えて、観察しているね。面白いね。よし、とっておきの日本酒だそう。飲みながら話そうよ。梅乃さん、あれ、だしてくれるかい?麗さん、どっちがいい?冷?...
第3章

ガラスの仮面SS【梅静052】 第3章 確かな息吹 (9) 1984年春

会見終了後 亜弓の家へ 成城にある亜弓の家はいわゆる豪邸であった。この高級住宅地に高い塀と大きな門。門が開き、車が敷地内に滑り込んでいくとき、思わず、マヤと麗は同時に、 「お城!」 と声を合わせて言った。思わず、3人で顔...
第3章

ガラスの仮面SS【梅静051】 第3章 確かな息吹 (8) 1984年春

会見終了後 新橋のバー・スプリーム 「おう。先日、こいつを車で拾ってくれたんだってな。ありがとうよ。」 と黒沼は赤目に言った。 「ああ。偶然だったよ。それより、おい、お前、紅天女、北島さんに決まったな。おめでとう。お...
第2章

ガラスの仮面SS【梅静034】 第2章 縮まらない距離 (14) 1984年冬

「本当によろしいのですね。御身体に障りませんね。」 真澄が千草に念を押した。 「痛み入りますわ。真澄さん。でも、避けては通れませんから。時間が許すならばこのまま。今日このまま。理事長もご一緒くださると。」 「わかりました...
第2章

ガラスの仮面SS【梅静033】 第2章 縮まらない距離 (13) 1984年冬

「謝るって?」 目の前に置かれたかわいらしいケーキを口に運ぼうとしたマヤの手が止まった。 「ええ。マヤさん、沖縄に行ってらしたんでしょう。わたくし、マヤさんが沖縄に行かれる前からそのことを知っていたの。お互い、あのひと月は、ど...
第2章

ガラスの仮面SS【梅静032】 第2章 縮まらない距離 (12) 1984年冬

「桜小路、お前、結構飲めるんだろ?時間早いけれど、どうだ?一杯ひっかけていかないか?明日からはまた緊張の日々になるだろうしな。」 「黒沼さん。ははは。黒沼さんほどは飲めませんけれど、僕も飲みますよ。行きましょう。」 「よし、じ...
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