梅静

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第1章

ガラスの仮面SS【梅静008】 第1章 もとめあう魂 (6) 1983年秋

平良の洗いざらいの告白を聞いて外の風にあたりたくなった真澄は、あえて地下鉄で大都芸能に戻ることにした。街には日常があふれている。こういう風も悪くないと真澄は感じた。聖は平良と一緒にそのまま「佐々木」として平良の家に一緒に行き、まだ入籍...
第1章

ガラスの仮面SS【梅静007】 第1章 もとめあう魂 (5) 1983年秋

「1か月か…。月影さんもがっかりしているだろうな。それにしてもボヤというのが本当の意味できな臭い。どうなんだ?まさかと思いたかったけれど、やっぱり…?」 と真澄が振り返ると水城は手にしたレポートを差し出している。 「残念な...
第1章

ガラスの仮面SS【梅静006】 第1章 もとめあう魂 (4) 1983年秋

「うん、やっと戦える土台が固まったな。北島。」 ちょっとだけ口角をあげてマヤは黒沼の呼びかけに答えた。黒沼は方向を変えて、 「一真、迷っていて愛せる相手じゃないぞ。阿古夜は。わかってるだろ?」 桜小路は下を向く。口が...
第1章

ガラスの仮面SS【梅静005】 第1章 もとめあう魂 (3) 1983年秋

「がっかりしただろう?まさかと思っただろう?嫌じゃないか?」 真澄は所在なさそうに饒舌になる。 「いいえ…。あの、あの、紫のバラの人さん、いえ、速水さん。あの、今日、会ってくれて、あ、あ、ありがとうございます。あの...
第1章

ガラスの仮面SS【梅静004】 第1章 もとめあう魂 (2) 1983年秋

平良は小野寺のやり口に嫌気を覚えていた。もう利用されたくない。ちょっとした小遣いをもらって泥をかぶるのは勘弁だ。俺だってもうすぐ子供が生まれる。いつまでもこんなことをしていられない。それに今回もまた適当なウソをついている。シアターXくらい...
第1章

ガラスの仮面SS【梅静003】 第1章 もとめあう魂 (1) 1983年秋

おだやかな小春日和の鷹宮邸。紫織が朝食を済ませた後にオフィスにむかうために立ち上がる。見送りに出ようとすると真澄が手を出してさえぎるポーズ。 「紫織さん。今日は顔色も良さそうですね。僕もまた仕事が終わったら、連絡しますね。遅い時間で...
平成

ガラスの仮面SS【梅静002】姫川亜弓 平成31年3月

今でこそ、二世タレントも珍しくないけれど、私が小さかったころは少なかった。見世物のように、人目にさらされて正直、常に息苦しかった。だっていつも一人だけだったから。同じ年まわりで子役もいたけれど、ことごとく自滅していった。一度自滅した人が、...
平成

ガラスの仮面SS【梅静001】北島マヤ平成31年3月

早いもので平成になって30年が過ぎ、もうすぐこの時代も終わろうとしている。 昭和に生まれ、ずっとお芝居をすることしかアタマになかった私にとってもこの時間の重さは十分に感じる。 振り返ってみると、いろいろなことがあったわ。そうね...
はじめに

ガラスの仮面 ~ 梅の花咲く谷。静かな海。~はじめに

はじめまして。ガラスの仮面 二次創作 SSです。 開始時の設定ならばマヤは1963年生まれ。 もう誕生日を迎えた平成31年3月3日の今日はすでに56歳のはず...です。 しかし、49巻のマヤはいまだ21歳のまま。 ...
矛盾

【梅静】おことわり。あえてスルーする矛盾。【だって原作が飛ぶんだもん】

こんにちは。ぼくです。 あえて、時空も飛び、1983年設定から入っていますが、どうしても歪みがあり、それはお断りしておかないとおかしいなというところがあります。 それをこちらに随時追記していきます。 ...
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