赤目慶

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第3章

ガラスの仮面SS【梅静055】 第3章 確かな息吹 (12) 1984年春

会見翌日 朝 「やはりこちらにいらっしゃったわ。おはようございます。」 満面の笑みをたたえて、優雅な足取りで亜弓は赤目が座っているテーブルに近寄った。 皇居が見えるホテルのカフェは開店したばかり、先客は赤目だけ。亜弓を見...
第3章

ガラスの仮面SS【梅静054】 第3章 確かな息吹 (11) 1984年春

亜弓の家をあとにして… 亜弓さんの家から、久しぶりにアパートに戻ると、麗の酔いもすっかり冷めていた。 「ホテルもよかったけれど、ここもいいね。ここが我が家だね!」 とマヤがことのほか元気に言った。 すると麗はマヤと...
第3章

ガラスの仮面SS【梅静053】 第3章 確かな息吹 (10) 1984年春

亜弓の家 つづき 「ほう。興味深いことを言うね。麗さん、亜弓よりちょっと年上かな。よく考えて、観察しているね。面白いね。よし、とっておきの日本酒だそう。飲みながら話そうよ。梅乃さん、あれ、だしてくれるかい?麗さん、どっちがいい?冷?...
第3章

ガラスの仮面SS【梅静052】 第3章 確かな息吹 (9) 1984年春

会見終了後 亜弓の家へ 成城にある亜弓の家はいわゆる豪邸であった。この高級住宅地に高い塀と大きな門。門が開き、車が敷地内に滑り込んでいくとき、思わず、マヤと麗は同時に、 「お城!」 と声を合わせて言った。思わず、3人で顔...
第3章

ガラスの仮面SS【梅静051】 第3章 確かな息吹 (8) 1984年春

会見終了後 新橋のバー・スプリーム 「おう。先日、こいつを車で拾ってくれたんだってな。ありがとうよ。」 と黒沼は赤目に言った。 「ああ。偶然だったよ。それより、おい、お前、紅天女、北島さんに決まったな。おめでとう。お...
第1章

ガラスの仮面SS【梅静014】 第1章 もとめあう魂 (12) 1983年秋

「佐々木」を尋ねた平良は会議室に通され、現れたのは眼光が鋭い水城だった。 「はじめまして。水城と申します。以前に、お目にかかったかしら?まあいいわ。これから平良さんの担当をさせていただきます。単刀直入に伺いますが、今日、こちらにい...
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